Zoom de Live Wire [93]
新世代ミステリ作家探訪 Season II ＃9 井上真偽

井上真偽といえば、多重推理ものの極致というべき〈その可能性はすでに考えた〉シリーズや、事件が起こる前に真相を「解決」してしまう探偵が登場する『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)など、本格謎解きミステリのメソッドを深く突き詰めた作風が印象的な作家でした。そのイメージが変わったのは2020年刊行の『ムシカ　鎮虫譜』(実業之日本社)を読んだ時。パニックホラー、アクション、青春群像劇、冒険ものと、ミステリに限らない多彩な娯楽要素を詰め込んだ本書は、総合エンターテイメント小説の書き手という井上氏の新たな一面を見た思いがしました。

だが、WEBサイト「小説丸」掲載のインタビューなどを読む限りでは、実はデビュー当初からミステリだけに固執していたわけでは無さそうです。それ故にマニアも唸らせるようなミステリの技巧を描きつつ、幅広いエンタメ小説に挑戦していく井上真偽の姿には非常に興味深いものがあります。そして、そこにはミステリの型や技巧の継承について考察する上で、何かヒントが隠されているのではないか、と若林は感じています。

今回は井上真偽氏をゲストに迎え、ミステリの型や技巧の受け継ぎ方、謎解きミステリと広義のエンタメ小説の境界などについて考えたいと思います。

（井上氏は音声のみでの出演となります。）


[出演]　井上真偽、若林踏（書評家）

[日時]　2022年10月2日（日）
　開場・19:00（認証が手作業になりますのでお時間を要します）
　開始・19:30（約1時間を予定）

[料金]　1500円（当日申し込み2000円）
　
※会議ソフトZoomよるオンライン開催です。参加される方の画像と音声はオフにします。イベント前にアプリのインストールと登録をお願いいたします。

※視聴するにはこのページでの申し込みが必要です。申し込み者にはZoomのミーティングIDとパスワード、入場時の本人確認に必要な整理番号をメールにてご連絡いたします。（イベント前日から当日午前に連絡予定です。当日午後予約分のメールはイベント直前または最中となる場合がございます。予めご了承下さい。）

※お支払い後のキャンセルは一切受け付けませんのでご注意ください。
　
※銀行振り込み決済の締め切りは9月30日(金)午後3時です。
　

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